避妊・去勢手術
避妊・去勢の目的は、子供を作らないためだけではありません。
【説明と理解】
避妊・去勢手術は、恵まれない子供を作らないためはもちろんですが、絶対的な理由は病気の予防です。
そのほか家族の一員になるのに性ホルモンが邪魔になり、家族(人間)と共存するにはコントロールしたほうが、お互いのためになるからです。
まずはご相談ください。
避妊手術
生後5~6カ月齢以降から手術を受けられます。
入院期間は、1泊2日です。
犬 ~避妊手術のメリット~
卵巣・子宮の腫瘍性疾患、子宮蓄膿症・子宮内膜炎などの発症がなくなります。
また、乳腺腫瘍の発生も2回目の発情前までに実施すると、罹患率も低下するということがわかっています。
(特に初回発情前に実施すると、より罹患率も低下します。)
猫 ~避妊手術のメリット~
犬と同様に卵巣・子宮疾患に罹患しなくなります。
また、猫の乳腺にできるしこりは、80~90%が悪性のがんと言われています。
避妊手術を受けていない猫は、手術を受けた猫の7倍乳がんのリスクが高いと報告されています。
避妊手術の流れ
- 1.予約を入れていただきます。
- 2.【前日】夜ごはんは普通にあげていただいてかまいません。
- 22時以降にごはんが残っているようなら下げてください。
- 3.【当日】朝ごはんは与えないでください。お水も8時頃になったら下げてください。
- 4.10~11時に来院していただきお預かりいたします。
- 5.血液検査(任意)を行います。
- 6.12時頃手術開始。犬・猫ともにだいたい30分~1時間位の手術です。
- 7.ケージ内で麻酔から覚醒、入院となります。
- 8.【翌日】午前中退院になります。
去勢手術
生後5~6カ月齢以降から手術を受けられます。
入院期間は、1泊2日です。
去勢手術を実施することで、精巣腫瘍・精巣炎が発生しなくなり、
それ以外にも前立腺肥大・会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫などの病気の発生率も低下します。
去勢手術の流れ
- 1.予約を入れていただきます。
- 2.【前日】夜ごはんは普通にあげていただいてかまいません。
- ただ、22時以降残っているようなら下げてください。お水は置いておいていただいて結構です。
- 3.【当日】朝ごはんは与えないでください。お水も8時頃になったら下げてください。
- 4.10~11時に来院していただきお預かりいたします。
- 5.血液検査(任意)を行います。
- 6.12時頃手術開始。猫の去勢手術は15分位で終わります。犬の場合も30分くらいで終わります。
- 陰睾丸の場合は避妊手術と同じくらいで1時間位かかります。
- 7.ケージ内で麻酔から覚醒、1泊入院の後、退院となります。※猫の場合は、当日帰れます。