関節炎
犬の関節炎について
犬の関節炎は非常によくみられる病気のひとつです。
5頭に1頭のワンちゃんは関節炎をもっているといわれています。
しかし、ちょっと痛いくらいでは我慢をして症状がわかりにくく、ひどくなってから慌ててしまうことが多いのが実情です。
関節炎は進行性の病気なので、完治は難しい病気です。
発症してしまう前に、体重管理や関節に負担の掛かる運動をさせないなどの注意が必要です。
骨関節炎になりやすい要因
高齢犬・大型犬・犬種・外傷・肥満・過度な運動・生活環境・偏った食事
骨関節炎になりやすい犬種
ラブラドールレトリバー・ゴールデンレトリバー・バーニーズマウンテン・ジャーマンシェパード
シェルティー・ニューファンドランド・セントバーナード・ロットワイラー・トイプードル・ポメラニアン
こんなしぐさや行動に注意！
下記のような症状が見られたら、関節炎を疑ってみましょう。
- お散歩に行きたがらなくなる
- お散歩の途中で座り込んで動かなくなる
- 立ったり座ったりの動作をためらうようになる
- ジャンプをしなくなる、ジャンプをためらって止めてしまう
- 歩く時に頭を下げたり、背中をやや丸めてゆっくりと歩くようになる
- 体を触られるのを嫌がる、体を触ろうとすると逃げたり怒ったりする
- 腰を振りながら小股で歩くようになる
- 4本の足を均等に使わなくなる、ケンケンで歩くようになる
- 全体の動作がぎこちなくなる
関節炎の予防
関節炎を予防するには、体重管理と適度な運動を行い適正体重を維持することが大切です。体重の増加は関節に負担をかけ関節炎の進行を引き起こします。
体重を維持するための運動は、関節に負担が大きい運動は避けましょう。
高い場所への上り下りも関節に負担が掛かります。
家の中では、フローリングだと関節に負担がかかるので、カーペットを敷いたりするのも予防になります。
関節炎用のサプリメント
「プレビコックス」は犬のOA（変形性関節症）に伴う慢性の疼痛・炎症の緩和を目的に開発された、日本初の犬用選択的COX-2阻害薬（コキシブ系NSAID）です。
